(30)3年前の母の看取りを振り返る

「夜中に急変..」

この時逝ってたら、私は一生後悔したでしょう。母は頑張ってくれてました。

【H27(2015)年4月23日】

朝、病室に来てみると、いつもと様子が違う。母の下には防水シートと、嘔吐用のシートが… いない間に急変したのがわかった。

顔は黄色く、深く目を閉じ深い眠りについていて、顔を触ると血の気のない冷たさ。

「えみやで!一人にしてごめんごめん」と涙がとまらなくなった。どんなに苦しかっただろう、泊まらなかった後悔で潰れそうになった。

このまま目を覚まさなかったらどうしようと、身体中を祈りながら撫でると、苦しそうな顔つきが少し緩んできた。しばらくしたら目を開けてくれて、いつもの表情になった。

ホッとして「えみやで、来たで、側にいるから大丈夫やで」と言って背中を撫でた。良かった ( ; ; )

あのまま行ってしまってたら娘が一生後悔してしまうからと、頑張ってくれていたのかもしれない。

夜中に40度近い発熱と嘔吐と吐血があったと.. 今日から離れません。

ドクターの回診のとき、娘さん良く頑張ってますねと言われ、「あまりに悪くなるのが早いので、気持ちがついて行ってません」と泣いてしまいました。

看護師さんの笑顔に救われます。そうでないと、心が固まっていきそうになる。
死と向き合う仕事、大変だと思うけど、本当にありがたい m(_ _)m

点滴に胃薬が混ざりました。
どんどん時間が無くなります。

もう、この空の青さも、山の緑も感じることはできないのかな…



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