[富山 立山 2022秋① プロローグ]9/23
日本海と日本三霊山の一つ霊峰立山に囲まれた富山は、山と海の恵みでできている..
先ずは、山の実り「山菜料理」でお腹から潔めてさあ出発👍
今の立山は、観光や登山に行く場所になっていますが
昔は、「死んだらお浄土(天国)に行きたい!」と願った人達が、その方法がここにある!と信じて目指した場所でした
そんな人達が先ず行き着くのが、立山の玄関口にある、岩峅寺(いわくらじ)という町で
ここに雄山神社の二つのお社と、山頂にもう一つのお社があって、昔は、ここで前泊、お参りして、神なる山を目指したとか
ちなみに、ここで千年以上、山のガイドと遭難救助を担ってきたこの町の人達の氏名は、ほとんど?全員?「佐伯」さん
それはそのはず、立山開山の祖、佐伯有頼(さえきのありより)の子孫だそうです なるほど😌
そういえば、さっきのお店の方も佐伯さん 百歳?すごい💦
多くの人が極楽浄土に逝きたいと立山を目指したけど、実は最近まで女人禁制だったので、女性はここまでしか行けない🙌
じゃあ女は極楽浄土へ行けないのか!となりますよね
実は、そんな女性を救う儀式がありました
その名は、布橋灌頂会(ぬのばしかんじょうえ)
白装束で目隠しをした女性が、閻魔さまが祀られている『閻魔堂』から橋(布橋)を渡り、『うば堂』へ、そしてまた閻魔堂へ戻る
その儀式でこれまでの業が浄められ、お浄土にいけるのだとか
実際はどうかというより、これで心が救われたんじゃないかな😊
この最近復活した地域に伝わる宗教文化も、サントリー地域文化賞や、日本ユネスコの未来遺産登録で地域以外の人にも知られたり
ふるさと納税を利用したりしているようで
残していくには今どきの工夫をされてるんだなぁと
ところで.. 閻魔さまは、嘘ついたら舌を抜く?恐い顔?何となくイメージできるけど、うば堂ってなに?
うば堂には、仏さまの像と一緒に、『姥尊』(うばそん)、地元で「おんばさま」と言われている神さまの像が69体も祀られているそう
『姥尊』は、見た目はおばあさんの像
色んなお婆さんの像が並んでるなんて、いやそれだけでも圧巻でしょう(笑)
立山博物館で、姥尊が展示されてる部屋に入ったけど、笑ってないお婆さんの顔があまりにリアルで、ちょっと恐かった
でも実は姥尊は、女性や子どもを大事にしてくれる優しい神さま
お不動さまが、恐い顔だけどお優しいのと似てるかな?
そして、そんな歴史や、町にも、山にも、たくさんのお地蔵さまが祀られていて
そんな立山の色々は、立山博物館で見ることができます
ちなみに、そこには立山曼荼羅(立山曼陀羅)図の地獄絵なんかも展示してあって、子どもが真剣に見てたけど、これ恐い、かなり残酷な絵
悪いことはしゃいけません😅
そして博物館の隣にある雄山神社へ参拝🙏
境内は、小雨が降っていたこともあって、さらに静かで厳かな雰囲気でした
今回は雄山山頂の峰本社への登頂は、準備不足で断念💧
山と町にある雄山神社の三つの社は一体だから、どの社殿に参拝しても大丈夫らしいけど
でも、来年はリベンジするぞ~
お泊まりは、立山駅近くのペンションクレヨン
可愛い緑の建物が、冬はゲレンデになるだろう丘?傾斜の真下にあり
昔、剱岳の山小屋にいて山のことは何でも聴ける、ギターやピアノも弾けて多才で気さくなご主人が迎えてくれました
そして、ぬるっと優しい温泉のお風呂がサイコ〜❤️
コロナ禍で、他の人と重ならないようにと気を遣ってもらい、泳げました 笑
朝出るのが早すぎて、朝食が食べられないのが悔しい..
さぁ明日は立山へ
□写真は観光協会や、立山博物館からも拝借しました ありがとうございます😌
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